2005年05月16日

柿の木

ここのところ、風が気持ちの良い日が続きます。
個人的にはこういう季節が一番好きです。
ざわついた春が終わり、ふと空気が透き通るような季節です。

前のと随分似た写真になってしまいましたが・・・

すうっと吹く風が、柿の木の葉と壁の影を、さわさわと揺らして行きました。
風の吹く日、奥山のふもとにて。





Nikon D1H, AF Nikkor 50mm f/1.4

hirobot at 23:18│Comments(3)TrackBack(0)夏なんです 

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この記事へのコメント

1. Posted by ひよこ   2005年05月14日 12:38
こんにちは。
すがすがしい初夏の陽気が感じられる一枚ですね。
木々の緑が暖かい光を浴びてキラキラしていて、
とても綺麗だな、と心が洗われるような気持ちになり、
同時に肌で風の気持ちよさを感じました。

壁に映った影も揺らめいているような感じがするのですが、
本体の分身である「影」にも命が宿っているようです。

この写真を見ていて、
村上春樹の「世界の終わりと ハードボイルド・ワンダーランド」
を思い出しました。

願わくは、この電線が地中に埋まってくれれば
木々ももっと伸び伸びと育っていけるのでしょうね。(笑)
2. Posted by hirobot   2005年05月14日 12:45
ひよこさん、こんにちは。
ひよこさんも「世界の終わり〜」が好きなのですか?
実は僕も「世界の終わり〜」は村上春樹の最高傑作だと
思っていますし、僕の「世界の終わり〜」のイメージも
この写真のような感じなんです。

でも、電線は確かに問題ですよね。あらゆる面で(笑)

よかったら、僕のホームページ(http://www.seki.net/)の「どうして僕は宇宙飛行士にならなかったか」も見てもらえたら嬉しいです。
3. Posted by ひよこ   2005年05月15日 15:42
hirobotさん、こんにちは。
HPの方はかれこれ2年前くらいから知っていて、
ちょくちょく拝見しています。
新作のそうめんは穏やかな夏のワンシーンを連想しますね。
にょろにょろ伸びたそうめんがどこかに繋がっていきそうです。

「世界の終わり〜」は、羊びいきなわたしの中ではカフカと
3位を争っております。(笑)
「柿の木」の写真を見た時、影と「音のない世界」を思いだし
あ!!とイメージが結びつきました。

今染色の話しで、「草の輝き」という作品を読んでいるのですが、
写真と同じで文章も音がないのに、季節の色や音を見せてくれる。
いい文章に触れると感性が豊かになれないかな?と思いながら
読んでいます。ちなみに装画は安西水丸さんなんですよ。
hirobotさんの写真も何かを語りかけてくる写真です。

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