レンズ考

2006年02月24日

AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G インプレッション

AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G ですが・・・

VRII の手ブレ補正は額面どおり使える・・・けど、ボケが汚い・・・かなり。

まず、手ブレ補正だけど、“4段分”はハッタリじゃないね。



シャッタースピードは 1/2 秒、25mm で撮影。
合焦しているところを拡大したのが↓(クリックして拡大)

カーネーション部分拡大

全然ぶれてません。さすが。

ただ、久しぶりにボケの汚いレンズだなぁ、というのが正直な感想。
まぁ、「18-200 という広いズーム域を持っているレンズに何を贅沢言うか」って感じかもしれないけど、SIGMA の同様のレンズは結構いいだけに、本家にもがんばって欲しかった。
特に広角域では周辺でボケが流れちゃう。広角域の前ボケはかなりひどい。

ただし、標準域ではさほど悪くない (↓42mm F5 で撮影)。

サボテン標準域

とはいえ、この写真では気にならないけど、右の方の葉っぱのボケなんかはかなり流れてる。
もっとコントラストの高い背景のときは、かなり気になる。

望遠域でかつ至近距離ならボケはかなり良くなる。
次回は、もっと分かりやすい例を出しますね。

Nikon D2H, AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18〜200mm F3.5〜5.6G